「アイムジャグラーEX-TP 」に付けられた不明な傷は当初、サンドのノズル等をパネル開閉時に挟んだ際に付いた傷と考えました。
しかし複数の遊技機にある傷を調査してみると、同一店舗内で「アイムジャグラーEX-TP」では確認されたものの、同一筐体を使用している「マイジャグラーV」や「ゴーゴージャグラー3」等では確認されませんでした。また同様の傷が複数の店舗で確認され、傷の位置が下皿の上部右側でほぼ同一の位置にありました。傷の形状は筐体に深く削ったようにあり、ドライバーや千枚通しを差し込んだ際にできる傷と推測されます。
遊技機の内部には異常は確認されず、上部に付いた薄い傷の場所に何かを挟み、下部に付いた傷の場所に隙間を作るためではないかと考えられます。傷は、遊技機のパネルを開いて確認する必要があります。傷の場所は通常の状況ではサンドのノズルに隠されていて、遊技機のパネルが閉じた状態では確認できません。傷が確認されているのは、以前からゴト師やプロが多く存在し、現在でも不審客が多く見られる地域です。ゴト師や不審客が常駐していない地域では、傷は確認されませんでした。
傷の調査を行うに至った要因
そもそもは、近隣店舗で「アイムジャグラーEX-TP 」の設定が漏れているような行動を取る不審客の存在があり、店舗調査をした結果、遊技機に付いた傷を確認できました。不審客の行動は、高設定(と思われる)台には開店と同時に着席するものの、低設定(と思われる)台にはまったく着席しない、といったものです。設定変更の際には台を開く作業を行うため、台の開閉を確認するためになにかを挟んだと考えられます。なにかを挟んで設定の打替えを判定することは、パチンコのドツキゴトと同様に古典的なゴト師(プロ)の手口です。
(遊情ネット)