パチスロ機の製造メーカーで組織される回胴式遊技機製造業者連絡会は1月31日、都内で開いた会合で、2月1日に施行される新規則に対応した機種開発のルールとなる自主規制を正式に発表し、AT機の復活など、6号機のゲーム性拡大が期待できる方向性が明らかにされた。
会合後に開かれた記者会見では、今回新たに設けられた6号機基準の自主規制内容を説明。AT機能の搭載を事実上不可能としていたこれまでの自主規制を一部撤廃するなど、ゲーム性に関する緩和措置が複数のポイントで図られている点が特徴だ。その一方、これまで最大継続1,500回だけだった有利区間の終了条件に、最大差玉2,400枚という項目を追加するなど、新規則の主旨を踏まえた依存対策措置も盛り込まれている。
また、AT・ART機の開発で足を引っ張っていたAT・ARTの発動に設定差を設けられないという自主規制も条件付きでなくす。ナビで得た出玉を加えた役モノの出玉比率が7割を超えず、その比率を役比モニタで表示する機種については、設定差を設けることができるようになる。
説明を行った日電協技術委員会の岩掘委員長は、「これにより開発の自由度がかなり高くなる。会社帰りのサラリーマン層が手軽に遊べるパチスロ機の提供が可能になる」と期待感を表した。
これら6号機自主規制に対応した機種の保通協への持ち込みは4月1日から開始され、「秋ぐらいには市場にリリースできるのではと思っている」(同)との見通しだ。
(遊技通信web)